パウンドケーキを焼いたとき、「中心がべちゃっとしているけど、これは失敗?それとも成功?」と迷った経験はありませんか?
パウンドケーキは“しっとり”感が魅力ですが、時に「生焼けなのか、ちょうどいいしっとりなのか」判断が難しいことがあります。
この記事では、パウンドケーキの生焼けとしっとりの違い・生焼けを判断する方法を紹介。
生焼けだった場合のオーブン・レンジでの焼き直し時間やしっとりしたパウンドケーキに仕上げるポイントも詳しく解説しますよ。
【この記事でわかること】
- 生焼けとしっとりの違い
- 生焼けを判断する方法
- オーブン・レンジでの焼き直し時間とコツ
- しっとりパウンドケーキに仕上げるポイント
パウンドケーキの生焼けとしっとりは何が違う?

まずは、見た目や食感で混同しやすい「生焼け」と「しっとり」の違いを理解しましょう。
生焼けの特徴
- 中心がベタッとして生っぽい
- 竹串を刺すと生地がべったりつく
- 食感が粉っぽい、または生っぽい
- 香りが小麦粉っぽい、生卵っぽい
生焼けは焼成不足で、中まで熱が通っていない状態。
食べると衛生的にも危険な場合があるので、絶対そのまま食べないでくださいね!!

焼き直し方法は下で詳しく解説しています!
しっとりの特徴
- 切った時に生地がなめらかで弾力あり
- 竹串テストで生地がつかない
- 外側は焼き色がしっかり、中は柔らかくしっとり
- 口当たりはしっとりしているが、ベタつかない
理想のパウンドケーキは、しっかり火が通りながらも乾燥せず、ほどよく水分を保持している状態です。
生焼けを判断する3つの方法
「しっとり」と「生焼け」を間違えないために、誰でも簡単にできる生焼けチェック方法を紹介します。
①竹串テスト

焼き上がりの中心に竹串を刺し、何もついてこなければOK。
もしベタッとした生地や液体がつくなら、生焼けです。
②断面の状態で判断
切ったときに、生地がドロッとしていたり、べちゃっとしている場合は焼き不足。
逆に、きめ細かく、ふんわりしっとりなら成功。
③温度計で確認
中心温度が85℃以上なら焼けています。
オーブン用の温度計を活用すると確実ですよ。
パウンドケーキが生焼けになる原因
生焼けを防ぐには、原因を理解しておくことが大切です。
- オーブン温度が低い
- 予熱不足や温度設定の誤りで加熱が足りない。
- 焼き時間不足
- レシピより短くしたり、大きい型で焼いたときに多い失敗。
- 材料や混ぜ方の問題
- バターや卵が冷たいまま混ぜると、乳化不良で火の通りが悪くなる。
生焼けパウンドケーキの焼き直し方法【オーブン&レンジ】
ここからは、生焼けを救済するための焼き直しテクニックを紹介します。
オーブンでのパウンドケーキの焼き直し

- 温度:160℃
- 時間:10〜15分
アルミホイルを軽くかけて焦げを防止しましょう。
パウンドケーキに厚みがある場合は、追加で5分ずつ調整すれば失敗が少なくなりますよ。
電子レンジでのパウンドケーキの焼き直し

- ワット数:500W
- 時間:30秒〜1分を数回繰り返す
長時間かけると固くなるので注意。短時間で様子を見ましょう。
電子レンジでの焼き直しはあくまで応急処置です。オーブンの方が均一に火が通りますよ。
焼き直し後にしっとり感を保つには?

オーブン、電子レンジどちらの焼き直し方法でも、焼き直し後はラップで包み、常温で休ませることが大切です。
上面や割れ目にシロップを塗ると保湿効果がアップしますよ。
しっとりパウンドケーキに仕上げる3つのコツ
失敗しないために、しっとり感をキープする焼き方のポイントを押さえておきましょう。
- 材料の温度を整える
- バター・卵は常温に戻す。
- 焼き方の工夫
- 160〜170℃でじっくり焼く。
- 焼き色がつきすぎそうなら途中でアルミホイルをかける。
- 保湿する
- 焼き上がり後はラップで包む。
- 冷めてからシロップを塗るとさらにしっとり。
せっかくしっとりと美しく焼き上げたら、切り方にもこだわりたくありませんか?
「パウンドケーキを綺麗に切る方法・コツは?」記事を見る
生焼けとしっとりの違いを理解して失敗を防ごう
最後に、今回のポイントを振り返りましょう。
- 「生焼け」は中心がベタッとしている、竹串に生地がつく状態。
- 「しっとり」は火が通っていて、なめらかで柔らかい。
竹串・断面・温度計でチェックする。
- オーブンで160℃で10〜15分焼き直し。
- レンジは短時間を繰り返す(固くならないよう注意)。
しっとり仕上げたいなら、温度管理・焼き方・保湿がポイント。
もう、「これは生焼け?しっとり?」と迷うことはありません。
この方法で、理想のパウンドケーキを楽しんでください!
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