パウンドケーキをせっかく焼いたのに、いざ切ろうとすると断面がボロボロ…。
こんな経験、ありませんか?
頑張って作ったケーキをいざお皿に並べると、断面が崩れていてちょっと残念な気持ちになる。
そんな悩みを抱えているのはあなただけではありません。
この記事では、パウンドケーキがきれいに切れない理由と今日からすぐ試せる切り方のコツをくわしく解説していきます。
切るタイミングや包丁の扱い方、よくある質問までまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
どうしてパウンドケーキはボロボロになってしまうの?
そもそも、パウンドケーキが上手に切れないのには理由があります。
これは単に「切り方が下手だから」ではなく、ケーキそのものの構造や状態に原因があることがほとんど。
例えば、焼きたてでまだ熱がこもっている状態のパウンドケーキは、非常に柔らかくて崩れやすいんです。
また、冷ましてから切ろうとしても、生地に含まれる水分が外へ逃げやすく、包丁にくっついてしまい断面を乱してしまうこともあります。
そして、包丁自体に生地がべったりついてしまうことで、次の一刀が引きずられてきれいに切れなくなる。
こうした細かな原因が積み重なり、「なんだか上手くいかない」という結果になってしまうんです。
パウンドケーキの切り方のコツ5つ

では、どうすればあのカフェのように美しく断面が整ったパウンドケーキを楽しめるのでしょうか?
ここでは、パウンドケーキのキレイな切り方のコツを5つ紹介します。
これを習得すれば、あなたもまっすぐ綺麗にカットできますよ!
パウンドケーキの切り方のコツ①タイミング

パウンドケーキ、できたての温かい状態で切ろうとしていませんか?
実は切るタイミングによって、切りやすさが変わります。
1番切りやすいタイミングは、すばり!ケーキが冷えきった時です!
粗熱が取れていたとしても、生地が柔らかいと切る時に形が崩れてしまいます。
理想は、焼き上げた翌日。
一晩おいて生地がしっかり落ち着いたタイミングなら、驚くほどスパッと切れます。
パウンドケーキの切り方のコツ②包丁の種類

パンやケーキを切るときに包丁の種類を気にしたことはありますか??
包丁には、フルーツナイフやパン切りナイフ、出刃包丁、牛刀など、、、沢山の種類がありますよね。
その中でもパウンドケーキに一番適している包丁は、パン切りナイフ(包丁)です。
パン切りナイフは、刃幅が狭くパンに刃がスッと入りやすいのが特徴です。
刃がギザギザしていて、いかにも切れやすそうな感じがしますよね。
パン切り包丁がないよって人は、一番「薄刃」の包丁でもOKです!

薄刃包丁とは、漢字の通り刃が薄い包丁のことです!
パウンドケーキの切り方のコツ③包丁を温める

使う包丁が決まったら、包丁をあたためましょう!
そのまま温めずに切ってもいいのですが、温めた方が表面のバターが溶けて切りやすくなります。
- 包丁が浸かるくらいの大きさの容器に水を入れる
- レンジで温めてぬるま湯にする
- 包丁の水分を拭き取る
- 包丁をぬるま湯に浸けて温める
ガスコンロで直接包丁を火で炙って温めてもOKですが、火傷しないよう十分に注意して行ってくださいね!
パウンドケーキの切り方のコツ④のこぎりのように切る

包丁の温め準備が終わればいよいよ切る作業です。
硬いものを切るように一太刀で切ってしまうと、柔らかいので形が崩れてしまいます。
いくら冷やしたとはいえ、硬いものに比べるとパウンドケーキは柔らかいので、切り方にも工夫が必要です。
さてその切り方とは、「のこぎりのように切る」です。
できるだけパウンドケーキに力がかからないよう、包丁を細かく前後にスライドさせて切っていきます。
細かくスライドすることで、形が崩れず綺麗な断面のパウンドケーキができあがりますよ。
パウンドケーキの切り方のコツ⑤切り幅(厚さ)

切り幅がバラバラだと見た目が悪くなりますよね。
それに、薄く切ろうとすると表面がガタガタになってしまう可能性も。
そうならないためにも、適切な切り幅を知っておく必要があります。
パウンドケーキの平均的な切り幅(厚さ)は、2cmと言われています。
効率のいいおすすめの切り方は、”最初の一切れだけきちんと測って切り、後はその切り幅に合わせて切っていく”です。
パウンドケーキを綺麗に切る裏ワザ4つ

パウンドケーキの切り方のコツ、お分かりいただけたでしょうか。
ここでは、初心者でも安心してまっすぐ切れる裏ワザを4つ紹介します。
パウンドケーキを綺麗に切る方法①目盛付きまな板を使う

【道具】
- 目盛付きまな板
- 包丁
【切り方】
- 冷ましたパウンドケーキを目盛りの「0」に合わせてのせる。
- 包丁で目盛りの2cmごとにケーキの表面にラインを入れる。
- ラインに沿ってまっすぐ包丁をいれ、切る。
パウンドケーキを綺麗に切るためには、2cm幅を守る必要があります。
ですが、いちいち定規を揃えてきるのは面倒くさいですよね。
そんな時に役立つのが「目盛り付きまな板」です!


パウンドケーキを綺麗に切る方法②定規を使う

※お皿をパウンドケーキとして表現しています。
【道具】
- 定規
- 包丁
- まな板
【切り方】
- 冷ましたパウンドケーキをまな板にのせる。
- 定規を上の画像のように立てて、ケーキの端に合わせる。
- 定規に包丁を当てながらまっすぐ切る。
定規の幅に沿って切る方法です。
下まで定規に沿って切れるので、斜めになったり途中で切れたりする心配がありません。
幅が小さい定規を持っていないという人も、一度練習として定規を使って切ってみてはいかがでしょうか。


パウンドケーキを綺麗に切る方法③食パンカットガイドを使う

【道具】
- 食パンカットガイド
- 包丁
【切り方】
- 食パンカットガイドを幅約2cmに設定する。
- 冷ましたパウンドケーキを調整プレートに合わせて置く。
- ガイドの溝に包丁を入れる。
- ガイドに沿ってまっすぐ切る。
食パンカットガイドは食パンを切るための道具ですが、同じようにパウンドケーキも切ることができます。
ぴったりと同じ幅にカットしたい人は、食パンカットガイドが一番簡単でおすすめです!


パウンドケーキを綺麗に切る方法④糸を使う

【道具】
- できるだけ細い糸
【切り方】
- 冷蔵庫で15分ほど冷ましたパウンドケーキの下に糸を通す。
- 切りたい部分に糸を合わせて、糸の両端を持ち上げ交差させる。
- 糸を交差させたままケーキを切る。
今回紹介する切り方の中で唯一、包丁を使わずにカットできる方法です。
洗い物も減り、安全に切ることができて便利ですよ!
バター・牛乳なし!パウンドケーキのレシピ
パウンドケーキの簡単な作り方、ここにありますよ!
オーブンレンジで作る方法とオーブントースターで作る方法の2つを紹介していきます。
オーブンレンジで作るパウンドケーキのレシピ

ベーキングパウダー、バター、牛乳なしでふわふわに仕上げています。
ご家庭にある材料でできるパウンドケーキなのでぜひ試してみてください!
「オーブンで作るパウンドケーキのレシピ」はこちら
オーブントースターで作るパウンドケーキのレシピ

オーブンレンジでの作り方と同じ材料で作っています。
なので、こちらもベーキングパウダー、バター、牛乳が不要です。
「オーブンレンジが家にないよ」って方は、こちらのトースターで作れるレシピを参考にしてみてくださいね!
「トースターで作るパウンドケーキのレシピ」はこちら
パウンドケーキの切り方に関連したよくある質問
- Qケーキナイフじゃないとダメ?
- A
そんなことはありません。
一般的な三徳包丁や牛刀でも十分。ただし、なるべく刃が長くて薄いものが扱いやすいです。
- Q冷蔵庫で冷やしてから切ってもいい?
- A
もちろんOKです。
冷蔵庫でしっかり冷やすと、バターが固まり刃の通りが良くなります。
ただし、冷やしすぎると逆にポロポロ崩れやすくなることもあるので注意。
- Q電動ナイフってどう?
- A
大量に切るなら電動ナイフも選択肢のひとつ。
力を加えずに刃が動くので、ふわっとしたケーキを崩さずにカットできます。
電動ナイフを見る(Amazonに飛びます)
- Qパウンドケーキを切るときにボロボロになってしまうのはなぜですか?
- A
パウンドケーキがボロボロになる主な原因は、ケーキが熱いうちに切ることです。完全に冷ましてから切ると、きれいに切れますよ。また、鋭利なナイフを使い、ゆっくりと切ることも大切です。
- Qパウンドケーキを切るタイミングはいつがベストですか?
- A
パウンドケーキを切るベストなタイミングは、完全に冷めてからです。焼き上がってから2〜3時間程度置くのがおすすめ。急ぐ場合は、室温で30分ほど冷ましてから切るといいでしょう。
- Qパウンドケーキは何センチに切るのが一般的ですか?
- A
パウンドケーキの一般的な切り幅は1.5〜2cm程度です。ただし、好みや用途によって調整してもOK。厚めに切れば食べ応えがあり、薄めならおしゃれな印象になりますね。
- Qパウンドケーキのカットガイドを使うメリットは何ですか?
- A
カットガイドを使うと、均一な厚さでケーキを切ることができます。見た目が美しくなるだけでなく、一人分の量を揃えやすいのがメリット。おもてなしの際に特に重宝しますよ。
- Qパウンドケーキを糸で切るメリットは何ですか?
- A
糸でパウンドケーキを切ると、ナイフよりもきれいに切れることがあります。特に柔らかいケーキの場合、潰れにくいのがメリット。また、糸は細いので、ケーキへのダメージも最小限に抑えられるんです。
- Qパウンドケーキに切れ目を入れる意味は何ですか?
- A
パウンドケーキに切れ目を入れる主な目的は、焼き上がりの見た目を良くすることです。また、熱の通りを均一にし、ケーキが割れるのを防ぐ効果もあります。美味しさと美しさの両立に役立ちますね。
- Qパウンドケーキ専用のスライサーを使うべきですか?
- A
パウンドケーキ専用のスライサーは、均一な厚さで簡単に切れるので便利です。頻繁にパウンドケーキを作る方にはおすすめ。ただし、鋭利なナイフでも十分きれいに切れるので、必須というわけではありません。
- Qパウンドケーキをおしゃれに切る方法はありますか?
- A
おしゃれな切り方として、斜めカットがおすすめです。45度の角度で切ると、断面が大きく見えて豪華な印象に。また、薄くスライスしてファンシーに盛り付けるのも素敵ですよ。見た目も楽しめる工夫をしてみましょう。
パウンドケーキを綺麗に切るコツと切り方 まとめ
パウンドケーキを上手に切るためには、以下の5つが何より大切です。
- タイミング
- 包丁の種類
- 包丁を温める
- のこぎりのように切る
- 切り幅(厚さ)
また、初心者でも簡単に切れる裏ワザは、
- 目盛付きまな板を使う
- 定規を使う
- 食パンカットガイドを使う
- 糸を使う
原因を理解したうえでちょっとしたコツを押さえれば、きれいに並んだパウンドケーキをテーブルに置いたときに思わず笑顔がこぼれるはず。
次にパウンドケーキを切るときは、ぜひ試してみてくださいね。
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