”ゆで卵はレンジで温めなおせるのか”
実は、ゆで卵はそのままレンジで加熱すると爆発してしまいます。
爆発することでレンジが破損してしまったり、怪我をしてしまう恐れがあるので大変危険です。
ゆで卵ってレンジで温めなおせる?
そもそも、ゆで卵って温めなおせるの?
作り置きしていた料理に入っているゆで卵を温めなおしたい!
一番安全に温めなおす方法を知りたい!
そんな方におすすめ!
今回は、「ゆで卵をレンジで温め直す方法7つ」と「ゆで卵の一番安全な温めなおし方」を紹介します。
ゆで卵をレンジで加熱してはいけない理由
ゆで卵をレンジで加熱してはいけない理由、それは簡単に言うと、
ゆで卵内部に水蒸気がたまり、破裂する危険性があるからです。
国民生活センターの報告書では、このように記載されています。
電子レンジでは電磁波により食材の内部から加熱されますが、卵などの殻や膜のある食材を加熱して内部に水蒸気が発生した場合、
水蒸気の逃げ場がないため、食材の内圧が上昇して破裂することがあるためです。独立行政法人国民生活センター
ゆで卵を作る電子レンジ調理器で卵が破裂(相談解決のためのテストからNo.150)
電子レンジの取扱説明書には、「卵(解きほぐしたもの以外)を電子レンジで加熱することは禁止」と記載されています。
水蒸気の逃げ場を作ってあげることが大切!
ゆで卵をレンジで温めなおす方法7つ!
ゆで卵をレンジで温めなおす場合、爆発しないよう少し工夫が必要です。
「どうしてもレンジで温めなおしたい!」という方におすすめの加熱方法を7つ紹介します。
- 殻を剥いた卵に、爪楊枝で穴を複数箇所あける。
- ゆで卵を半分にカットする。
- 水を入れた耐熱容器に、アルミホイルで包んだゆで卵を入れる。
- 解凍モードで温める。
- 低い温度で少しずつ加熱する。
- レンジタイプのゆで卵メーカーを使う。
- 温かいお湯につける。
※各項目を押すと詳しい内容に飛べます。
1.殻を剥いた卵に穴を複数箇所あける。
【材料】
- 爪楊枝または竹串
- 耐熱皿
【作り方】
- ゆで卵の殻を剥く。
- 爪楊枝や竹串で、ゆで卵に5か所ほど穴をあける。
- 耐熱皿にのせてラップをせず低い温度で少しずつ加熱する。
ゆで卵に穴をあけることで、ゆで卵内部に溜まった水蒸気が穴から抜けていき爆発しにくくなります。
見た目は穴でぼこぼこになりますが、気にならない方は試してみてください。
【注意点】
- 温度や加熱時間については、「⑤低い温度で少しずつ加熱する。」で解説しています。
- できるだけ大きめの穴をあけたり、穴の数を増やすと爆発しにくいです。
- 黄身に届くくらいの深さまで穴を開ければOK!
2.ゆで卵を半分にカットする。
【材料】
- 包丁
- 耐熱皿
【作り方】
- ゆで卵の殻を剥く。
- 包丁でゆで卵を半分に切る。
- 耐熱皿にのせてラップをせず低い温度で少しずつ加熱する。
先程の穴をあける方法と同様、ゆで卵内部を開放することで白身と黄身の間に水蒸気が溜まらないようにします。
ただ、半分にカットしても、水分が奪われて黄身が爆発してしまうことがあるので注意が必要です。
【注意点】
- 温度や加熱時間については、「⑤低い温度で少しずつ加熱する。」で解説しています。
3.水を入れた耐熱容器に、アルミホイルで包んだゆで卵を入れる。
【材料】
- アルミホイル
- 水
- ラップ
- 耐熱皿
【作り方】
- ゆで卵の殻を剥く。
- ゆで卵をアルミホイルで包む。
- 耐熱容器に2.と、アルミホイルが全部浸かるくらいの水を入れる。
- ふわっとラップをし、低い温度で少しずつ加熱する。
アルミホイルってレンジで使えないのでは?と思った方は正解!
本来、アルミホイルはレンジだと電磁波の影響で火花が散るので、使ってはいけません。
ですが、今回はアルミホイルすべてが水に浸かっているので、電磁波の影響を受けず安心して使うことができます。
【注意点】
- 温度や加熱時間については、「⑤低い温度で少しずつ加熱する。」で解説しています。
- 必ずアルミホイルがすべて浸かるくらいの水に浸しましょう!
- ラップをすることで蒸気が充満し、温まりやすくなります。
4.解凍モードで温める。
【材料】
- 耐熱皿
【作り方】
- ゆで卵の殻を剥き、耐熱皿に乗せる。
- ラップをせずに、電子レンジの解凍モードで加熱する。
解凍モードは、火が通りすぎないようにじんわりと加熱してくれるので、爆発しにくいです。
レンジに解凍モードがある方は、こちらを試してみてください。
【注意点】
- 解凍モードの強さが選べる場合は、より安全に温めるために強ではなく、中か弱で加熱しましょう。
5.低い温度で少しずつ加熱する。
【材料】
- 耐熱皿
【作り方】
- ゆで卵の殻を剥き、耐熱皿にのせる。
- 150~300Wなどのできるだけ低いワット数を選択する。
- 20秒から30秒に設定し、少しずつ加熱する。
いきなり600wや900wで加熱すると、急激に内部の温度が上がり爆発してしまいます。
前述の温めなおし方も、低い温度で少しずつ加熱するとより安全に温めなおすことができます。
6.レンジタイプのゆで卵メーカーを使う。
【材料】
- ゆで卵メーカー
- 水
【作り方】
- ゆで卵メーカーにゆで卵と水を入れる。
- 600Wの電子レンジで1分加熱する。
本来、ゆで卵メーカーは名前の通りゆで卵を作るキッチンツールです。
ですが、殻つきのまま保存している場合は、ゆで卵メーカーでも温めることができます。
【注意点】
- 加熱時間が足りないときは、30秒ごとに様子を見て加熱してください。
- 上の作り方は、「mitas ゆで卵メーカー」での作り方です。お持ちのゆで卵メーカーの使い方に従って加熱してください。
愛用中のゆで卵メーカー「mitas ゆで卵メーカー」のレビューをしています。
7.温かいお湯につける。
- 耐熱コップ
- 水
【作り方】
- 耐熱コップにたっぷりの水を入れる。
- 600Wの電子レンジで1分加熱する。
- 2にゆで卵を入れ温まるまで放置する。
ゆで卵を直接レンジで加熱していないので、爆発する危険がない画期的な方法です。
5~10分つけておくだけで温かいゆで卵ができあがります。
【注意点】
- 電子レンジで温度指定ができる場合は、40℃~50℃の設定にするとちょうどいいです。
- お湯が熱すぎると火が通ってしまい、黄身がぼそぼそになります。
ゆで卵を安全に温めなおしたいなら…
「ゆで卵の爆発は絶対避けたい!!」という方は、この5つの方法が安全です!
- 蒸し器で茹でる。
- 湯煎で茹でる。
- 温かいお湯につける。
- ゆで卵メーカーで茹でる。(殻つきの場合)
- 他の具材と一緒に火にかけて煮込む。(角煮やおでんなどの場合)
※各項目を押すと詳しい内容に飛べます。
ひとつずつ詳しい作り方を紹介していきます。
1.蒸し器で茹でる。
【作り方】
- 蒸し器を水を入れ沸騰させる。
- ゆで卵をのせ蓋をする。
- 強火で2分加熱する。
2分以上加熱すると火が通りすぎてしまいます。
気になる人は、加熱時間を短くしてもいいかもしれません。
2.湯煎で茹でる。
【作り方】
- 鍋に水をいれ沸騰させる。
- ゆで卵を入れて1~2分加熱する。
定番のゆで卵の安全な温め方ですね!
3.温かいお湯につける。
【作り方】
「7.温かいお湯につける。」で紹介しているのでご確認ください。
電子レンジで温めなおす方法の中で一番安全です!
水を温めるだけなのでとても簡単ですよ。
4.ゆで卵メーカーで茹でる。(殻つきの場合)
【作り方】
「6.レンジタイプのゆで卵メーカーを使う。」で紹介しているのでご確認ください。
殻つきで保存している場合は、ゆで卵メーカーを使うのが楽で簡単です。
ゆで卵の温めなおしにもぜひゆで卵メーカーを活用してみてくださいね!
5.他の具材と一緒に火にかけて煮込む。(角煮やおでんなどの場合)
【作り方】
- 作り置きのおかずごと鍋に入れる。
- 火にかけ、具材が温まるまで煮込む。
ゆで卵単体ではなく、角煮やおでんなど他の具材も一緒に加熱したい場合は、火にかけて加熱するのが楽です。
わざわざゆで卵だけ取り除いてレンジで加熱するのも面倒です。
結局どの方法が楽にゆで卵を温められる?
電子レンジで温めなおす方が湯煎などに比べて、時間がかからず楽にできるイメージがありますよね。
レンジで加熱すると上記で説明した通りいくつか注意点があり失敗の危険性もあるので、手間がかかります。
そのことを考えると、ゆで卵の場合は湯煎したり煮込んだりする方が結果的に楽なのではないでしょうか。
作り置きで何日分か残っている場合は、
食べる分だけ火にかけて加熱してくださいね!
卵は何回も温めなおすと、水分が奪われてカチカチになったり菌が増殖してしまい危険です。
ゆで卵をレンジで温めなおす方法 まとめ
ゆで卵をレンジで温めなおす方法、安全な温めなおし方について紹介しました。
何も知らずに、レンジで加熱すると恐ろしいことになることがわかりましたね💦
これからレンジで加熱するときは、ゆで卵の取り扱いに十分に気をつけてくださいね!
これがあれば、ゆで卵をレンジで簡単に作れます!
「mitasゆで卵メーカーのレビュー記事」についてはこちら!
ゆで卵の殻のむき方に困っていませんか?
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